「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

ラッシュライフ」の次に刊行された伊坂幸太郎3作目です。
映画にもなりました。
キャストは大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩市、松田翔太が「例の4人」でしょうが、私は観ていません・・・
文庫本で読んだので、巻末に色々とおまけが付いており、そこには伊坂ブームの始まりとなった一冊とありましたが、ある意味でそうなんでしょうね。
刊行順に読んできた私の感想として、前2作の良いところ、たとえばネタの豊富さはちゃんと引き継がれていました。独特の伊坂ワールドの雰囲気を微妙に残しつつ、エンターティンメントとしてのポップな軽いリズム感が作品を通してありましたね。まさに、シナリオになりそうな小説でした。また、会話が格段に上達してました。
会話の上手さってプロとしての作家の能力を感じるところですね。会話が面白くてスムーズなら、物語もすいすい進みますから・・・

余談ですが、本作は原型というべき作品があって、サンミス大賞で最終候補に残った「悪党たちが目にしみる」というのがそれです。
構成はどのようなものだったか知るよしもありませんが、登場人物のキャラや背景はそれほど変わってないのかもしれないですね。それを考えると、本人にとって愛着があるとともに、創作や文章の腕を上げたことにより、いい形で完成品になったのかもしれません。

これからたまっている伊坂作品を読んでいきますが、
やはり本作が作家伊坂幸太郎の進むべき道を示した一冊であった、と私は言えますかどうか、楽しみです。
「ロマンはどこだ」ですね(笑)

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