「太陽系大紀行」野本陽代

今年の10月に出たばかりの本です。
この手の本は「旬」が短いのです。なぜなら、次から次へと新しい発見がなされるたびに、その内容がそぐわなくなってくるのですね。
10年前の太陽系に関する常識と現在とでは、もちろん違いますから・・
なんたって冥王星なんて惑星ではなくなって「準惑星」というのに格下げされたくらいです。
ですから今の太陽系は太陽を中心として水星から海王星までの8個の「惑星」と外縁にある天体、小惑星群、彗星などから成り立っています。

本書は最新の探査機(はやぶさなど)による調査結果はもちろん、人類が地球外に乗り出した歴史にも第1部から触れられています。
私はかってはソ連(ロシア)のほうがアメリカより宇宙探査の技術で優れていたことなど知りませんでした。
そして、そこにかかる莫大な費用、想像よりはるかに多い失敗の数、よくまぁ、頑張ったもんだと
とくにねえ、読んだらわかりますが、失敗だらけですよ。打ち上げ失敗とか、突入後通信途絶とか。
でも書かれていますが、失敗を乗り越えた宇宙に対する人類の果てなき挑戦が今の生活を生んでいる面もあるんです。
軽量にするために開発された新素材とか、燃費のよい推進装置とかですね。
そして、現在の宇宙探索は「より早く、より良く、より安く」。
コスト意識も徹底されて、まあこれも時代なんでしょう。

気になったのは、太陽系外縁部(太陽系の端)に向かったパイオニア10号と11号(1972年と1974年打ち上げ)の二機が計算上いるはずの場所より毎年1万5千キロずつ後方を飛んでいて、未知の何かの力に引っ張られているそうです。理由はまだわからないそうですが、なぜか私はこれ気にかかります。
そしてためになったこと。
火星で起こる地震は「火震」というらしいです。これほんとですかね(笑)

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